映画『シング・ストリート-未来へのうた-』について。

ひでやんです。

先日観た映画『シング・ストリート-未来へのうた-』の話

｢はじまりのうた｣｢ONCE ﾀﾞﾌﾞﾘﾝの街角で｣のｼﾞｮﾝ･ｶｰﾆｰ監督の半自伝的作品で､好きな女の子を振り向かせるためにﾊﾞﾝﾄﾞを組んだ少年の恋と友情を､1980年代ﾌﾞﾘﾃｨｯｼｭｻｳﾝﾄﾞに乗せて描いた青春ﾄﾞﾗﾏ｡

〜あらすじ〜

父親の失業により転校させられてしまった少年・コナー。
ある日、街で見かけたモデルの少女・ラフィナに一目惚れし、彼女の気を引く為に勢いでPV撮影を依頼、学校のイケてない奴等と急遽バンドを組むことに…。

これはなかなか良かった

まず、不況からくる両親の不和や、夢を諦め薬に逃げる兄、理不尽な暴君の学園長、荒れた学校と、逆風だらけの状況にも関わらず、好きな子が出来ただけで9割方幸せになっちゃうコナーの少年らしさ。
そして、その好きな子の言動一挙手一投足に、一喜一憂し振り回されるコナーの少年らしさ(笑)

この辺りは、男としては恥ずかしいぐらいに共感せざるを得ない。

次に、個性的なメンバーとのバンド活動。
PVを撮る為にバンドを組むという、順番が無茶苦茶な所からはじまり、最終的には学園祭でライブまでするんですが

最初は曲もPVもダサかったのが、だんだんカッコよくなっていくのが、観ていてワクワクする。

思わずサントラを借りてしまいました(笑)

形から入ったものが、いつしか熱を帯び

知らぬ間に芽生えた信念が、少年を男へと成長させる

その過程を描いた作品です

80年代の音楽と共に、胸の晴れるような映画が観たい方にオススメ。

今日の一曲

Drive It Like You Stole It/Sing Street

"This is your life
You can go anywhere"

体育館でPVを撮った曲。個人的には一番好き。