自称SSWモドキひでやんの妄言集2~中まで生焼け~

和歌山県在住。自称シンガーソングライター兼バンド「フレッカパンジー」のボーカル。食べてる時は幸せ。おなかがすくと不機嫌。音楽活動の告知及び天国と地獄が観覧車のようなペースで訪れる平凡な日々をひっそりとまとめる。

TOTO(とうとう)やりやがった。

ひでやんです。



昨日

某家電量販店のお花畑をお借りしたのですが

すごいですね

今時のウォシュレットって進んでる





心ゆくまで花を摘んだ私は

「おしり」ボタンを押した

途端、尻下から吹き上がる穏やかな噴水は

春先のうららかな午後を飾る公園のソレのように

アーチを描きながら、28年物の白桃を静かに撫でる


(ちなみに、恥ずかしながら私はウォシュレットが下手なようで

毎度毎度、尾てい骨の辺りまで濡らしてしまうのはここだけの話だ)


さぁ、あとは水気を拭き取るだけだ

そう思いながら、「止」ボタンを押そうと

コンパネに手を伸ばすと

一番右端に、何やら見慣れないボタンが

どれどれ…





「乾燥」





………





「 乾 燥 」 ?





何 を ? ?





無論、ナニをである

悩むこと、コンマ2秒

好奇心は、思うより早く人差し指を動かした


名付けるならば「衝動」だ

私こそが「衝動」そのものだ

私は今、便器に腰掛ける「衝動」になったのだ


(やった…やってしまった…)


未だかつて、これ程までに尻下に神経を集中させたことがあっただろうか

永遠にも感じられた一瞬ののち

それは訪れた

ついにヤツが、そのベールを脱ぐ時が来たのだ

恐れるものなど何もない

さぁ、来い!





………





超 微 風





…なんだこの軟弱な風は!

ぬるい…ぬるすぎる!

そよ風と呼ぶのも憚られるレベルだ

例えるなら

「吐息」だ

つまり

まぁまぁ気持ち悪い、ということだ

いっそ、この寒空の下に自慢の桃尻を放り出すほうがまだ乾くんじゃないか

そうとさえ思えた

私の人差し指は、再び「止」ボタンを静かに押した

そうして、これまた静かにトイレットペーパーを巻き取り、丁寧に畳んだ

この胸に芽生えた、なんだかとてもいたたまれない気持ちを折り込みながら…。





結論





拭 い た ほ う が 早 い 。



今日の一曲

風/コブクロ

"あなたを忘れてしまう程の 恋が胸を焦がす日まで"

しかし発想と技術力は素晴らしい。