自称SSWモドキひでやんの妄言集2~中まで生焼け~

和歌山県在住。自称シンガーソングライター兼バンド「フレッカパンジー」のボーカル。食べてる時は幸せ。おなかがすくと不機嫌。音楽活動の告知及び天国と地獄が観覧車のようなペースで訪れる平凡な日々をひっそりとまとめる。

映画『聖の青春』について。

ひでやんです。



DVDにて

『聖の青春』を観ました

実は劇場封切り前からずっと観たかったんですが

公開中に観に行けなくて、やっとの思いでレンタルしました



あの羽生名人のライバルとも言われた、西の怪童・村山聖(むらやまさとし)の

病魔に蝕まれながらも、文字通り将棋に命を掛けた人生を描いた作品ですが

聖役の主演・松山ケンイチはもちろん

脇を固めるキャスト陣に、染谷将太安田顕リリーフランキーなど

そして、羽生名人を演じた東出昌大が何より素晴らしかった

「浮気する嫁に異常とも言える執着を見せた例の夫」と同一人物とは思えない(笑)

ただ、東出版羽生名人がこんなにも「わかりやすく」評価されるのも

松山ケンイチの、余りにも自然過ぎる聖役のせいでしょう

まるで村山本人が憑依しているかのような

一体何者なんだ、この男は



二人の将棋による対決シーンは、静かでありながらも迫力満点

しかし、個人的には

対局後、二人だけで呑みに行くシーンが好きです

この場面で交わした会話を持ってして、最後の対局が更に映える

脚本・演出・演技の全てが絶妙に絡み合った流れの中で、その乳化剤とも為りうるシーンでした



『命を懸けて』っていうのは、生半可な言葉ではなく

その覚悟がなければ、他人と違う景色は見られない

ただ、人間誰しも何時どうなるかわからないから

命を懸けられる程のものに出逢えた時は、それこそが使命なのだろうと思いました



では

祖父と甥っ子の合同誕生日会に行ってきます。



今日の一曲

終わりのない空/秦基博

"痛いほど 僕ら
瞬間を生きてる"

『聖の青春』の主題歌でした。