変態紳士の視点から。
どうも、ひでやんです。
今回は少しアダルトな体験談を…
16:00。
とあるビルの一室。
仰向けになった俺の傍らには、瞳の大きな若い女性。
「はい、じゃあ大きく開いてください。」
促されて、俺はゆっくりと開いていく。
「フフ…我慢してくださいね?」
そう言って女性は、ゴム手袋をしたその細く長い指を、俺のヌメリを帯びた粘膜の中へと滑らせた。
女性の指先は、何かを探すような動きで粘膜の内側を擦る。
そして、少し腫れた場所に当たりを付けると、執拗にそこを責めた。
たまらず、嗚咽が漏れた。
その表情も、ぽっかりと開いた奥までも覗かれているのだと思うと、羞恥のあまりに卒倒しそうになる。
「じゃあ、コレで自分で見てください。」
追い討ちをかけるように、女性は俺に手鏡を持たせ、自分でそこを見てみろと言う。
至近距離からのライトで煌々と照らされたそこは、赤く濡れた粘膜がまるで別の生き物のように蠢いていた。
女性の責めは更に続く。
鏡越しに己が恥部の状況を説明され、恥辱に身悶える俺を柔らかな笑顔で見つめる。
その手に、液体の入った注射器と、まがまがしい棒状の機械を携えて。
女性は念を押すように、再び言った。
「最初は少し痛いけれど、すぐに良くなりますからね。」
今度は疑問符が付かなかった。
不意に全身が強張り、空調を無視して汗が流れる。
粘膜にチクッとした痛みを感じた後、徐々に痺れたようになっていった。
何かのクスリだろうか?
女性は棒状の機械をゆっくりと粘膜に近付け、中へと挿入した。
さらに奥へと突き入れた上で、躊躇いなく機械のスイッチを入れた。
規則正しいモーター音と共に、棒の先端が回る。
痛みはすでに感じない。
代わりに、音と振動が脳まで響いてくる。
頭がおかしくなりそうだ。
粘膜から流れ出した体液が、辺りを濡らす。
耐えきれず、堅く閉じていた眼を開いて、女性に限界を訴えた。
しかし、見下し気味の笑顔で、憐れむかのように女性は言う。
「もう少し、我慢しましょうね。」
この地獄のような時間は、およそ30分にも及んだ。
…無論、歯医者の話である。
今日の一曲
愛しさが止まらない/まきちゃんぐ
"身体じゃなくて 言葉じゃなくて 繋がるすべがわからなくて
ただただ涙が溢れて 愛しさが止まらない"
いくつになっても歯医者は怖い。