ギルバート・グレイプ
こんばんは。ひでやんです。
グダグダ言っててもつまらないので
しばらくは映画やら本やらの感想を書きたいと思います。
今日は
「ギルバートグレイプ」
アイオワ州、エンドーラ。
ハンディを持つ弟アーニー、夫亡きあと過食症を病む250kgの母親、そして2人の姉妹の面倒を見る為、この退屈な町から出たことが無い青年ギルバート・グレイプ。
彼は家族を守ることに精一杯で、自分の夢や希望を見失ってしまっていた。
ある日、ギルバートはトレーラーハウスで旅をして回っている少女・ベッキーに出会う。
彼女の自由さにギルバートは自然と惹かれていくが…。
主人公のギルバートをジョニー・デップが、ハンディを持つ弟アーニーをレオナルド・ディカプリオが演じます。
いやー、もうディカプリオの演技力が凄い。
当時19才のほぼ新人なんですが、本物なんじゃないかと思えるぐらい、ハンディキャップを演じ切っています。
特に、表情。ただの顔が良いだけの男ではありません。
そして、ジュリエット・ルイス(ベッキー役)。
ベリーショートが良く似合ってますが、活発なイメージとは裏腹に意味深なセリフや表情が、とても良い味を醸し出しています。
ジョニー・デップは可もなく不可もなく。
色物じゃなくても、ちゃんと出来る子です、彼は。
クライマックスでは母親が家の二階で亡くなり、クレーンでないと動かせないほどの巨体を他人の笑い者にさせてたまるか!と、家ごと燃やして荼毘に付せます。
実は父親はこの家の地下室で首吊り自殺していたのですが、それとは対象的に母親は二階で自然死。
そして、自分を縛り付けていた「家」を燃やし、晴れて自由を手に入れるギルバート。
アーニーには変わらず優しく接していますが、それまでとは「優しさ」の種類が変わっている気がします。
ギルバートに感情移入しながら見ると、所々キツいシーンもありますが、非常に良い名作です。
後から知ったんですが、「サイダーハウスルール」と同じ監督なんですね。
サイダー〜も良い映画です。
やっぱり内容重いけど。(笑)
今日の一曲
今日もきっと/秦基博
"今日もきっと 悩んで挫けそうでも
今を 明日をもっと信じていたくて"
そんな前向きになりたい。