映画「セブン」
猟奇的でもいいから、可愛い彼女募集中。
ひでやんです。
今日は映画の話。
定年間近の老刑事・サマセットが血気盛んな新人刑事・ミルズと共に担当する事になった最後の事件は、「七つの大罪」に準えられた猟奇的連続殺人だった。
計算し尽くされた緻密な計画を基に犯行に及ぶ犯人の狙いは、一体何なのか?
一見不可解な謎を解く度に、闇に足を踏み入れている事を自覚しながら、二人は徐々に犯人に迫り…。
デビッド・フィンチャー監督。
ブラッド・ピットとモーガン・フリーマン。
言わずと知れた文句なしの名作ですね。
俗に「名作」と言われるものに縁が無い僕ですが、コレに至っては別腹。
っていうかもう、モーガン・フリーマンが出てたら7割方オッケーだよ(笑)
滋味のある演技はもちろんですが、何より「モーガン・フリーマンがモーガン・フリーマンである事」こそが彼の出演する意味なのではないでしょうか。
(何回モーガン・フリーマンて言うねん)
ブラピが若い。
ファイトクラブ然り、ギラギラしてるイメージがこの辺で完全に固まってしまった感じがある。
個人的には「ジョーブラックをよろしく」も好きなんですがね…。
クライマックスにて披露する、葛藤シーンでの表情は絶品です。
いつも冷静なサマセットと対極の人格を、一貫して見事に演じきっています。
テーマが「七つの大罪」なので、全体通じて戯曲チックな作品。
細かいセリフ回しなんかもなんだか文学的だったり。
当時は衝撃的だった事件の内容も、昨今の世の中じゃありえない話でもないなぁ…と思えてしまうあたり、現代社会の抱える闇を間接的に突き付けられたような気がしました。
「レイプされそうになったら、火事だと叫ばないと周りは関心を持たない」とか、その辺の極みですね。
しかし、今夜は月が低い。
手が届きそうです。
とか言うと
「ナメてんのか、テメェ」
って月に怒られそう。
ここで一句
「イケそうで 届かぬ夢と 夜の蝶」
いくつになっても、男はアホな子供なのです。
今日の一曲
僕らをつなぐもの/秦基博
"二人 同じ明日 描いているのかな"
信じる事と、不安になる事は別問題。