自称SSWモドキひでやんの妄言集2~中まで生焼け~

和歌山県在住。自称シンガーソングライター兼バンド「フレッカパンジー」のボーカル。食べてる時は幸せ。おなかがすくと不機嫌。音楽活動の告知及び天国と地獄が観覧車のようなペースで訪れる平凡な日々をひっそりとまとめる。

漫画『舞妓さんちのまかないさん』について。

ひでやんです。



小説も好きですが

漫画も好きです

なので、家にはまぁまぁな数の漫画もあります(中には40巻を超えるシリーズものも)

それらの大半が

メジャーな作品ではなかったりします

大体、周りにいる誰とも語れません

その中でも比較的有名なのは

今日から俺は!』(サンデー)

華麗なる食卓』(ヤンジャン)

あさひなぐ』(スピリッツ)

パトレイバー』(サンデー)

あたりでしょうか



そして、最近

その中に割って入れそうなのが

舞妓さんちのまかないさん』(サンデー)

という漫画

内容はタイトル通り

舞妓志望の(しかしクビになった)キヨさん(16歳)が、舞妓さんのまかない料理を作る話

柔らかく、漫画らしいタッチの絵も好きなんですが

料理中の効果音がほとんど一切無い(トントン・グツグツ・ジュワッ等)

のに、旨そう

普通は絵に効果音を合わせて(ご飯ホカホカ等)、より美味しそうに演出するもんだと思いますが

この作品には、それが無い(ついでに言えば味や匂い、食べた感想等もほぼ無い)

だから、読者は足りない要素を脳内補完する

ここがミソというか

脳内補完する時に頼りになるのは、読者自身の記憶・経験

つまり、各家庭のカレーの匂いや味や入ってる具材や…を想像することで

キヨさんを通して、漫画の世界を体験出来る

ある意味、『消費者参加型』コンテンツ



その上で、必要以上に料理に重心を置いていない

あくまでも『まかないさん(キヨさん)』に焦点を当てた漫画であるから

その料理描写が成り立つ

料理そのものや、料理を作るということに、必要以上の意味を持たせず

でも、そこには既に価値があり、意味がある

『キヨさん』というキャラクターが

そういう手法で、丁寧に描かれている

五臓六腑に染み渡る、滋味深い漫画です





で も 多 分 流 行 ら な い ( 笑 ) 。



今日の一曲

お・ま・えローテンションガール/グループ魂に柴咲コウが

"もうやめて あなたのテンション
土下座でタクシー停めないで"

舞妓さんの映画のヤツ(雑)。