自称SSWモドキひでやんの妄言集2~中まで生焼け~

和歌山県在住。自称シンガーソングライター兼バンド「フレッカパンジー」のボーカル。食べてる時は幸せ。おなかがすくと不機嫌。音楽活動の告知及び天国と地獄が観覧車のようなペースで訪れる平凡な日々をひっそりとまとめる。

脱、〇〇〇〇〇〇童貞。

ひでやんです。



先日(とは言ってももう2ヶ月以上も前の話ではありますが)

齢二十九と半ばを過ぎて

ついに初体験を済ませてきました



場所は某大阪の某地にて

そびえたつ高層建築物や和歌山にはないチェーン店を

まるではじめてカメラマンを見たペンギンさながらのアホみたいな顔で眺めつつ

時折吹き荒ぶ都会の砂ぼこりをT.M.Revolution並みに全身に浴びながら

その時を今か今かと待ちわびていました



当時時刻にして、18:30

ようやく門が開かれ、動き出す人の波の中で『工場で大量生産されレーンで流されるお菓子』の心情に想い馳せるのも束の間

満を持して、いよいよ幕が上がりました



そう





人 生 初 の ミ ュ ー ジ カ ル 観 覧 で す ! !





しかもですよ?

演目は不朽の名作『コーラスライン

かの本場ブロードウェイの来日公演ときたもんだ

贅沢!なんて贅沢なんだ!



さて、舞台の内容に関しては割愛させていただきますが

なんと言っても、生の歌や踊りの迫力

そして、ストーリーもさることながら

演者ひとりひとりの『これに全てを賭けるんだ!』という、ステージに対する圧倒的な熱量が痛いほど伝わってきました

それは

毛も生えてない素人同然とは言え、音楽ライブなどをやらせてもらってる自分にも必要なものであり

また

決定的に不十分であるものでもあります



お客様や、一緒にイベントに参加してくださる方々の事を考えるのはもちろん当たり前ですが

それを自分のステージに持ち込むことで、どこか逃げている部分はなかったか?

もっと自分とも向き合って、自分の為にもステージを全うする準備と覚悟が必要なんじゃないか?

堅苦しく考えすぎる事はなくても、それを言い訳にして不出来な演奏を許してもらおうという甘えはなかったか?

それを自覚していながら、その時々の苦しみから逃げてきた結果

万事、今の不甲斐ない自分があるんでないか?



自信の無さに向き合うことが出来ていなかった結果が

今のなれの果てではないか



身体や命の危険があるなら当然避難するべきだが

困難から逃げ続けていては先に進めない



欲するならば

諦めるな

立ち向かい

掴み取れ



そのような事を、このミュージカルは



―或いは、誘ってくださった方は―



教えてくださいました



しかしながら、それをしっかりと自分に落とし込むには

まだまだ時間はかかるかもしれません

それでも、見つめ続けていれば

少しずつ変わっていく

その最中に今の自分はあると思います



男子三日会わざれば刮目せよ、と言いますが

ライブ又は日常で僕と関わってくださる方へ

寛大でなくてもいい

苦しみながら変わっていく様を

もうしばらく生温い目で見てください!



そんな気持ちで

次回のライブに向けて、新曲練習中です。



今日の一曲

バーモント・キッス/相対性理論

"恋の微熱 37度5分
高熱 38度2分"

37度5分はもう微熱じゃねえよ。